【アリスインワンダーランド時間の旅】

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©Disney

監督 ジェームス・ボビン
公開日 7月1日
上映時間 113分

☆3.4
ディズニー好きの女性におすすめ
前作振り返りはこちら↓
http://movie-viewer.com/alice-in-wonderland

アリス・イン・ワンダーランド」の続編。美しく成長したアリスは、父の形見のワンダー号の船長として、3年に渡る大航海を成功させてロンドンに戻ってきた。だが、彼女を待ち受けていたのは、父の愛した船を手放すという厳しい現実。途方にくれていると、突然青い蝶アブソレムが現れ、友だちのマッドハッターの危機を告げるのだった。悲しい過去にとらわれたマッドハッターを救うため、時間をさかのぼる旅に出るアリスの姿を描く物語。前作監督のティム・バートンはプロデューサーとして参加。

英語版タイトルだとAlice through the looking glassとなっており、日本でいう「鏡の国のアリス」が今回の物語となっております。
私は原作は基本詳しく知りませんが、小学校の頃ファミコンで遊んでた程度。
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ミッキーマウス、不思議の国の大冒険

3DIMAX上映で見てきたのですが相変わらずの
美しい世界観
見ているだけで楽しくなる映像美は前作同様健在!
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オープニングから前作から大きく成長したアリスが登場!大きく成長し過ぎ、たくまし過ぎてちょっと引く。
父の形見の船を売却しなければならないという苦悩を抱え、アブソレムによって精神世界(ワンダーランド)に引き込まれていき、ここから物語が動いていくのですが、正直残念な感じでしたね。
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前作からのストーリーの関連付け
予め2作目を意識して1作目を作っていない上に、タイムトラベルもの。2作目ならいくらでも話を作れるが、過去の話となったら当然1作目と矛盾を生じないようにしなければならない。過去の話を作るのは難しいと思うが、前作の続きとしても赤の女王の立ち位置とか不明過ぎる。


赤の女王と白の女王の確執

この姉妹に何があったか?物語の軸になっているひとつ。確執が出来た原因は面白かったが、赤の女王の頭が大きくなった理由それ?!もっとファンタジーにしていいんじゃない?理由リアルで見た目ファンタジー。あの確執が原因で前作ラスト、
白の女王の仕打ち・・・誰か赤の女王救ってやれ!


マッドハッターは写し鏡
ハッターは家族に起こったトラウマが蘇り焦燥していく。父を失ってしまったアリスの写し鏡となっています。
「不可能という言葉は嫌いだわ」
「不可能を可能にする秘訣は信じること」
と冒頭どや顔で言ってますが、父親が蘇るということは不可能だと思っている。このアリスの心情を全てハッターが抱える形。アリスが時間の旅をしてこの不可能と思うことを可能と信じるようになるきっかけがあるのですが、現金過ぎやしませんか?なんかいかさましてるようでね。チートだよチート


キャラクター達の魅力減少

今回から登場した新キャラクター、タイム
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Time is he?「タイムって人なの?」

時間自体がキャラクターになっている部分は面白い。このタイム自体もいいキャラクターなんだが、もっとタイム自体の立場だったり、心情を描いて欲しかった。しょうがない、ジョニーデップですから、ハッターに焦点を当てすぎて偏ったように感じます。前作活躍したうさぎやチェシャ猫、ヤマネ、この辺りのグループが活躍していない。新キャラタイム含め、個性豊かなキャラクター達を絡めた方が面白かったのではないだろうか。

 

物語自体は比較的わかりやすく、着地もそれっぽくなっているのだが、主軸の部分以外は作りこまれていない為、それがノイズになって、わかるんだけどわからない、何かスッキリしないような作品でした。

つまらないとは言いません。世界観見るだけでも楽しめます!このあたりのシーンとか本当に好きだったし
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否定的な感じになってしまいましたが、個人的にはこの世界とキャラクターに会えるのはやっぱり好きです!

やっぱり映像美は大きな魅力なので、絶対映画館、できればIMAXでご覧になることをおすすめします!

 

全然関係ないが、そう考えるとFF7 のあとに発売されたクライシスコアは本当によくできていた!後付でよくここまで作りあげたよ
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【ズートピア】

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©Disney

監督
バイロン・ハワード
リッチ・ムーア
ジャリッド・ブッシュ
公開日 2016年4月23日
上映時間 109分

☆4.7(5点満点)

動物たちが高度な文明社会を築いた世界「ズートピア」を舞台に、ウサギの女の子ジュディが夢をかなえるために奮闘する姿を描いたディズニーアニメーション

最近のディズニー映画は本当にすごい!面白くなかったという人はいないんじゃないですかね?
まずこの作品は監督3人、脚本7人で製作され、それをまとめてひとつの作品としている。そこからブレイントラストという方法で様々なメンバーが意見を出し合いブラッシュアップ。この時点でもうディズニー凄いですよね!

舞台は人間のような文明を築いた動物達が暮らすズートピア
この街には50種類もの動物が暮らし、その動物の特徴を捉え様々なギミックが用意されているのだが、これを見てるだけでワクワクする
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サイズ感の違う扉を用意した電車
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キリンに優しいジュースバー
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今回はそれぞれの毛並み表現にもこだわり、キリンの毛で920万本!脱帽です

肉食と草食動物が仲良く暮らすまさに動物達の理想郷なわけですが、この映画のテーマは

差別と偏見

映画によってはわかりにくいメタファーも多くありますが、これは誰が見てもわかりやすく、そして誰の心に突き刺さるでしょう
本当にシビアな問題でこれを題材にするには非常に難しいはず、それをこんなに分かりやすく、面白く、かわいく仕上げている。

様々な人種が暮らすアメリカのメタファー、アメリカ人が見るとよりわかりやすい物語になっているようですが、映画評論家の町山智浩さんの解説を一部抜粋しておきます。

・羊の毛を触る→アフリカ系のアフロヘアを触るのはご法度
・店側はお客様へサービスをしない権利があります→以前態度の悪い客や汚い格好の客にはサービスをしないという張り紙が度々問題になっていた
・同人種で使うと仲間となる言葉を、他の人種に言われると奴隷となるような言葉がある→うさぎにかわいいと言っているシーンで、それは言わないほうがいいよと言い返している
(日本語吹き替えだとこのシーンは見た目で判断しないほうがいいよとニュンスが変わっている)

と、日本人が見てもただの会話にしか見えない部分も、実は差別的要素が多く入っていたりブラックジョークだったりします。それを知って見るとより面白くなるのではないでしょうか?

日本人だから○○
中国人だから○○
男だから、女だから・・・

子供が見れば差別はいけないんだ、となんとなく感じれるでしょうし、大人こそもう一度先入観をなくして見方を考えなきゃいけないと感じるでしょう

しかしそんなことは見てればなんとなく感じれます。深読みしなくても
・世界観が面白い
・動物達がかわいい
・刑事もの、バディものとして楽しい
これだけでも十分面白いです!

警察官になって夢を叶えた主人公、うさぎのジュディがズートピアで起きた肉食動物の失踪事件の真実とは一体なんだったのでしょう?

家族、カップル、子供から大人まで間違いなく楽しめる作品です。
是非是非劇場で!