【ジェイソン・ボーン】

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(C)Universal Pictures

監督 ポール・グリーングラス
公開日 10月7日
公開時間 123分

☆3.5

マット・デイモンが、記憶を失った最強の暗殺者ジェイソン・ボーンに扮する人気アクションサスペンスのシリーズ第5作。ボーンシリーズ3部作を手がけたポール・グリーングラス監督とデイモンが、9年ぶりにシリーズ復帰を果たし、ジェイソン・ボーンの新たな戦いを描いた。世間から姿を消して静かに生活していたジェイソン・ボーンのもとに、CIAの元同僚のニッキーが現れる。ニッキーは、CIAが世界を監視・操作するために極秘プログラムを始動させたこと、そしてボーンにまつわる、ある驚きの真実を告げる。これをきっかけにボーンは再び動き始めることとなり、追跡を任されたCIAエージェントのリーは、ボーンを組織に取り込むことを画策するが・・・

待ちに待ったボーンシリーズが帰ってきました!9年振り!またジェイソンボーンに会えるのは嬉しい限りです!
しかし一言で言うならば変化がない、と感じてしまいました。

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復習必須
新作なのでこの映画を新たに見始める方もいるでしょう。しかし物語の性質上ジェイソンボーンは記憶喪失になった為、過去とはきってもきれない関係。さらにまだ思い出していないことがあるというのが本作のメインストーリー。過去3部作を見ていないとよくわからないでしょう。3部作全て見る時間のない方は、ジェイソンボーンとCIAの関係性ぐらいは調べていくことをおすすめします。こちらのサイトでもおさらいしてますので、興味ある方はご覧下さい。

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現代版ジェイソンボーン
スタイリッシュでリアルな世界観は今回も健在!本作を見た印象は、料理と味付けは変わらないが、店構えや内装を変えたといったところでしょうか。やっていることは相変わらず過去との対峙&CIAとの追いかけっこ。そうそうこれを見たかった、という人もいれば、似たようなことやってんなーと思う人もいるでしょう。
ただ内容は現代の社会問題を扱っている、がしかし、日本だとこの話はあまり有名ではないかも知れません。

「エドワードスノーデン事件」
この話を知っていると受け取る印象が随分違う気がします。映画見る前に調べておくといいですよ。
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ただ、この現代的テーマとジェイソンボーンが融合していない!最近納豆ドックなるものを食べましたが、いや混ぜる必要なくない?別々に食べたほうが美味しいわ、的なストーリーの軸がバラバラになってしまっていたのが残念でした。それに他の映画でも似たような話は取り扱っているので、鮮度があるわけでもないですからね。

ジェイソンが今回再び姿を現した動機に関しては納得できたし、いつもただの刺客として現れる暗殺者の背景なんかが描かれているところは面白かったです。
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ラスベガスカーチェイス
今回不満に感じたことですが、ジェイソンと言えば様々なアイデアを使い状況を打破していきますが、今回はそういったシーンが少なかったですね。そんな方法で出し抜かれちゃやっぱり敵わないわな、と感じられるようなジェイソンの凄みをもっと見たかった。
しかしCMでもやってますが、最後のラスベガスでのカーチェイスは純粋に凄かった!
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誰も何も喋らずひたすらカーチェイス、そのシーンの長さにも息がつまりっぱなしでした!

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まとめ
正直いまいちでしたね。期待値高すぎたってのもあるけど。
旧作の時代にリアルスタイリッシュアクションとして登場したボーンシリーズも、今は他の作品と大差ないように思われます。何か新しい要素を組み込んでいかなければ、ただ旧シリーズをなぞっただけの駄作になってしまう可能性すらあります。

次回作はジェイソンが過去の記憶と対峙する物語では恐らくなくなるでしょうから、次回作に期待しましょう!

ボーンアイデンティティ振り返り(ネタバレ)

いよいよボーンシリーズ最新作
ジェイソンボーンが10月7日公開となります。

2002年 ボーンアイデンティティ
2005年 ボーンスプレマシー
2007年 ボーンアルティメイタム

ジェレミー・レナー主演の別ストーリー
2012年 ボーンレガシー

9年振りの復活に心躍らせている方も多いのではないでしょうか?これは復習せずに行くのはもったいないですから、3作振り返ってから劇場に行きましょう!まずは
【ボーンアイデンティティ】
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原作は人気作家ロバート・ラドラムのポリティカル・サスペンス3部作の第1作「暗殺者」。海上で発見された記憶喪失の男は、なぜか戦闘能力や語学が堪能。自分の身元を探ろうとするが、暗殺者が次々に現れる。

先にボーンシリーズの魅力について少々語ります。アクションサスペンスで他の作品と何が違うかと言いますと、銃をぶっ放して、爆破してとにかく派手に暴れまわるアクション映画と対極な作品。
一言で表すとプロのお仕事
身体能力が高いのは当たり前で、洞察力、冷静且つ迅速な判断力がずば抜けている描写が多い。他の作品に比べると地味と感じそうだが、リアル感、プロ感、がより鮮明になっていて面白い(ジェットコースターではなく、お化け屋敷的緊張感)。さらに主人公がどことなく影があり、悲しみを背負ったキャラクターとなっている為、作品全体のトーンともマッチ。そこへ記憶を亡くしている主人公の謎解きサスペンス要素ときたらつまらないわけがない!ということで1作目おさらいしていきましょう。

マルセイユ沖で漂流している一人の男ジェイソンボーン
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通りかかった漁船に助けられ治療を受けると、背中に2発の銃弾と、お尻にチップが組み込まれていた。一切の記憶をなくしており、チップに描かれている銀行口座をヒントに自分の素性を見つけにスイスへ出発。
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公園で寝ているところを職質され、警棒を差し出された瞬間、条件反射で二人を倒してしまう、その時間わずか3秒弱!
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記憶喪失なのに勝手に体が動いて警察を倒してしまう。俺は一体何者なんだ!?

一方CIAが暗殺をしようとしていたウォンボシという人物、CIAはこの暗殺に失敗。ウォンボシは自分を暗殺しようとしていたのはCIAだとメディアに告発。
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CIA長官アボット(アボットはこの計画を知らない模様)
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この作戦の指揮をとっていたのがコンクリンという人物。
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チップのヒントを頼りに銀行に行ったジェイソンは貸金庫の中身を開けると、自分の名前と住んでいる場所がパリということを知る。
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その他偽造パスポートや銃や大金を発見。
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その後警察に怪しまれ追われているところをマリーと出会い逃走。
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パリまで送ってくれたら1万ドル

その頃CIAは必死にジェイソンを探し、3人の暗殺者を仕向けます。現時点でボーンは何故CIAに追われているか不明。

自宅に到着したジェイソンは最初の暗殺者に襲われる。
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かなり圧倒して撃退。暗殺者は窓から飛び降り自殺。
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暗殺者の管理や、CIAと暗殺者の連絡係を勤めていたのがこの
ニッキーパーソン
1作目では重要な立ち位置ではありませんでしたが、最新作にも登場する重要人物!要チェック

暗殺者の持ち物の中にはボーンとマリーの写真があり、警察に行くことすら不安なマリーは、共に行動することを決意。
髪を染めて切り、印象をガラっと変えます。
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自宅の電話のリダイヤルボタンから、泊まっていたホテルを導きだし、そこの領収書から船舶会社(ASM)へたどり着く。船に警備システムをつけるという名目でやり取りしていたが、その裏では自分がウォンボシを暗殺するために、計画を練っていたことを突き止めます。
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つまり暗殺に失敗したジェイソンと、暗殺を企んだCIAを告発しようとしているウォンボシ、二人に生きていられると都合が悪いので、CIAはこの二人を暗殺しようと目論んでいるのです。そしてウォンボシはCIAの送り込んだ暗殺者に殺されてしまう。
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指名手配されている二人は安全な場所を求め、マリーの知り合いの家へ。しかしそこへ二人目の暗殺者が。
ここのバトルは静かに二人の心理戦が描かれ、スナイパーライフル対ショットガンの構図も面白いですね。
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「俺は一匹狼だ」
「お前と同じさ」
「トレッドストーンのせいだ」
「今も頭痛が?」

意味深な言葉を残し暗殺者は死んでしまう。
ここでマリーとはお別れ。
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暗殺者の持っていた携帯からCIA本部に連絡。コンクリンを呼び出し対策基地に潜入。

コンクリンに自分が何者か聞きだすと
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米国政府がつくりあげた人間平気だと。
ウォンボシが身内に裏切られて殺される、何の痕跡も残さずに。それがジェイソンの任務だった。ウォンボシを殺す際子供が気になって工作に失敗したことを思い出す。
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ジェイソンは、ジェイソンボーンは死んだことにしてもう俺に構うなと要求。今更そんなことできるかとつき返され逃亡。
失敗続きのコンクリンはCIA長官アボットの命令により暗殺者に殺されてしまう。
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「トレッドストーン作戦は終了しました」
「訓練プログラムとして開発・実施されたのですが、正直効果の割りに費用がかかり過ぎることが判明しました」
「次のプログラムは」
「黒バラ作戦(ブラックブライアー)です」

・・・・・・

逃走したジェイソンは、ギリシャで経営しているマリーのバイク屋に立ち寄りめでたしめでたし
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まとめ
ジェイソンは米国政府が莫大な経費を注ぎ込んで養成された暗殺者。その計画の名前がトレッドストーン計画。しかしこのトレッドストーン計画は経費がかかり過ぎるうえ、暗殺者の精神状態も不安定になることもあり計画中止。トレッドストーン計画のアップデート版ブラックブライアー計画が発案されます。
※ブラックブライアー計画はボーンアルティメイタムにて登場。