【ドクターストレンジ】


(C)2016 Marvel. All Rights Reserved.

監督 スコット・デリクソン
公開日 1月27日
公開時間 115分

☆3.6

マーベル・シネマティック・ユニバースに連なる一作、イミテーションゲーム・エニグマと天才数学者の秘密でおなじみ、イギリスの人気俳優ベネディクト・カンバーバッチが、魔術を操る異色のヒーロー、ドクター・ストレンジに扮したアクション。

マーベルシネマティックユニバースの新キャラクター、ドクターストレンジ。また随分とくせの強いのが出てきました。相変わらずマーベルはキャスティングが素晴らしい。今回ベネディクトカンバーバッチ主演においた時点で勝ちですよ。そして見たことない映像。これはIMAXDで見るべきだ!

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圧倒的で新鮮な映像
まず冒頭のアクション、ここですぐに引き込まれる。魔術を使った近接戦闘に加え、空間や時空を変化させたり、移動したり、見たことのないアクションシーンに心奪われる!


魔法とかって遠距離の飛び道具というイメージが強いですが、基本的には近接がメイン、特にティルダ・スウィントン演じるエンシェントワン、この女性がスキンヘッドで強いしカッコいい!
追ったり追われたりする展開が多くて、途中またかと思うシーンもあったが、最終対決の戦いは、見たことない展開で完全にやられました。

因みに原作でのエンシェントワンは、性別が男で舞台は中国。今回は性別も女で舞台も変わってかなり原作ファンはお怒りのようです。初見としてはなんの問題もなく楽しめましたがね。

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スピリチュアルパワー
この映画はかなりスピリチュアルな部分が多く、魂や宇宙、自然といった部分にも大きくフォーカスをしている。個人的な見解ですが、化学が進化し、知識を得れば得るほど、化学で解明されていないものは信じにくくなる。

ガンの治らない人が足つぼで完治したケースもあるし、体を見ただけでどこが悪いかわかる人がいたりもする。そこにエビデンスがなければそれはオカルト、という言葉で一蹴されたりもする。しかし体を見ただけでどこが悪いかわかる人は、人の磁気が見えていて異常がわかる、なんてことが解明されると信じるようになる。化学が進歩していない昔の人はそういったことを感覚でわかっていたりしたのではないでしょうか?そして今も化学で解明されていない不思議なことは存在している。魔術なんていうと一気に胡散臭くはなるが、実際それに近い能力を持っている人たちは確かに存在している気がする。
「あなたの知っている世界、それはほんの一部にすぎない」

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ヒーロー誕生話に欠落していたもの
今回どうやってドクターストレンジが誕生したかという話になっているわけですが、ヒーローが誕生する時に楽しいのが、能力を手に入れるまでの過程。ここは大きな見所の一つ。しかしここが残念なことに薄い内容となっていた。
選ばれし者で、最初から特殊な力をもっていてそれに目覚めた、ということなら辛うじて納得はする。しかし魔術を習得するには

必死に学び実践する。
長い年月をかけて勉強をし、経験を積むことで報われる。なのにも関わらず修行の期間が実際どれくらかわからないが、数週間程度しかやっていないように見える。しかも初歩的な魔術もままならない状態で、急に荒治療的なことをやり、急に成功する。その成功のプロセスも見せてくれないから、何がきっかけなのかもわからない。この描写不足が故、強い敵と戦った際互角に戦えることへの違和感がノイズになり素直に楽しめない。途中のマント演出もよくわからないし。
ここだけは残念でした。

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まとめ
残念なことはありましたが、ベネディクトカンバーバッチのはまり役も素晴らしく、新しい映像体験ができて本当に満足でした!これは映画館で見たほうが絶対いいです。そしてエンドロールではマーベルお馴染みの演出に今後の楽しみが止まらない!ドクターストレンジとアベンジャーズの絡みを楽しみ待ちたいと思います。
是非IMAXDでご覧下さい。

【ザ・コンサルタント】


(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED

監督 ギャビン・オコナー
公開日 1月21日
公開時間 131分

☆3.8

ベン・アフレックが、凄腕の殺し屋の顔を持つ謎の会計士を演じたサスペンスアクション。田舎町のしがない会計士クリスチャン・ウルフには、世界中の危険人物の裏帳簿を仕切り、年収10億円を稼ぎ出す命中率100%のスナイパーというもう一つの顔があった。そんなウルフにある日、大企業からの財務調査の依頼が舞い込んだ。ウルフは重大な不正を見つけるが、その依頼はなぜか一方的に打ち切られ、その日からウルフは何者かに命を狙われるようになる。

いやこれがなかなかノーマークでしたが、かなりいい拾い物したなって感じで、監督が超有名なわけでも原作が売れているわけでもないアクション映画。ゆえにノーマーク。初めてリーアムニーソン主演の「96時間」を見た時のような面白みを感じました。



会計士×暗殺者
今回はこの設定が実に面白い。アクション映画の主人公と言えば、元軍人やCIAで戦闘に特化しており、知識と経験が豊富で機転がきく、といった要素が多く見られます。主人公ウルフは当然戦闘力もずば抜けていますが、会計士として純粋に頭がよい。具体的には数学やパズルを解く能力が天才的!

レビューや著名人の感想なんかでは普通に掲載されていますが、予告編とオフィシャルサイトでは何故そんな能力をもっているのか?が、明かされていないので、言わないでおきます。ただこの理由が主人公の能力に説得力をもたせ、他のアクション映画と一線を画しています!

 ベンアフレックはまり役
ベンアフレック最高でしたね!アルゴで脚光を浴び、その後ゴーンガール、最近ではスーパーマンVSバットマンでバットマン役を演じています。
ベンアフレックの顔つき自体シリアスでどことなく影のある印象が、今回の役にビタっとはまっています!

めがねかけると怖さがあがる、何考えているかわからないような印象を受けます。会計士という堅い職業の裏の顔は暗殺者。まさにベンアフレックキャスティングは大成功と言えるでしょう。
さらにこの主人公ウルフというキャラクターが、真面目で不器用で、冗談を真に受けたりしてしまったりと、コミニケーション下手。真面目でまっすぐがゆえにそこがチャーミングだったりして、ギャップ萌え必須。
さらにアクションシーンでは様々な重火器を惜しみなく使用し、格闘も魅せるアクションではなく、殺すための格闘術。キアヌリーブスが演じていたジョンウィックやボーンシリーズが好きな人には特におすすめです。




まとめ
ストーリーはサスペンス要素も強く、最後まで飽きさせない展開。ちょっと公開時間が長い気もします。そして決してわかりやすいわけではないので、多少集中してストーリーを追う必要があります。また主人公ウルフが何故このような技能を手に入れたのか、幼少期の話を丁寧に描いているので、物語の説得力が増し納得しやすいと思います。
なんだかんだで結構好きな映画でした。ベンアフレック好きになりました。アクション好きは見ておいて損はないでしょう!

【ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅】

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(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED

監督 デビッド・イェーツ
ハリーポッターシリーズ・ターザンREBORN
脚本 J・Kローリング
公開日 11月23日
公開時間 133分

☆4.0

世界的人気を誇る大ヒットファンタジー「ハリー・ポッター」シリーズ完結から5年を経て、新たに送りだされるシリーズの第1作。原作者J・K・ローリングが自ら脚本を手がけ、実際に発売もされたホグワーツ魔法魔術学校の指定教科書「幻の動物とその生息地」の編纂者である魔法動物学者ニュート・スキャマンダーが繰り広げる大冒険を描く。「ハリー・ポッター」シリーズ5作目から監督を務めてきたデビッド・イェーツがメガホンをとる。

もうJ・Kローリングの頭はどこまで世界が広がっているんだか。ハリーポッターの世界観そのまま見てて幸せな気分になりました。
因みにハリーポッターは5巻まで本を読んで、映画は全て見ておりますが熱烈なファンという程ではありません。
 

ハリーポッターシリーズ新作
テレビやネットで特集や何かを見ていないと意外に知らない方もいると思いますが、今回のJ.K.ローリングが新たに書き記した魔法の物語は、ハリーたちがホグワーツ魔法学校の授業で使っていた教科書「幻の動物とその生息地」を編纂した魔法学者のニュート・スキャマンダーが主人公魔法使いよりも動物が好きで、もちろんホグワーツの卒業生。舞台となるのは、ハリーたちの時代の約70年前のアメリカ
何も知らないと続編っぽく感じている人もいるかもしれませんが、実は70年前の世界が舞台で、しかもハリーポッターにも出てきた本の著者という憎い人選。ハリーがいたホグワーツの舞台はイギリス、今回の舞台はアメリカ。しかも魔法学校が舞台ではなく、人間界を中心に進んでいくので、世界観は同じだけど舞台が違う設定が、鮮度を高めてくれる。
ハリーポッターシリーズは最初学園冒険物、と言った明るく楽しい物語でしたが、後半はヴォルデモートが暗躍する闇の世界とシリアスな戦いが繰り広げました。重たい内容が続きましたが、今回はハリーポッター1作目のようなカラっと明るい魔法の世界が繰り広げられてるあたりも楽しい。
ハリーポッターシリーズを見ているとわかる小ネタも沢山(見ていないから置いていかれるような内容のものはないのでご安心を)ハリーポッター事態過去の話が多々でてくるので、そのあたりがリンクしてくるとファンタビ見てからハリーポッター見るとまた違う楽しみ方ができるでしょうね!
何よりもニュート先生ですよ!

エディレッドメイン!
この映画の成功要因はなんといってもニュートスキャマンダー演じるエディレッドメインでしょう!博士と彼女のセオリーで一躍有名になったのでご存知の方も多いと思いますが、最高のキャラでしたね。
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(C)UNIVERSAL PICTURES

純粋にイケメンなのは言うまでもない、どことなく気が抜けているが、人情深い一面があったり、魔法動物に対する愛情や行動力は誰よりも強い。ムツゴロウさんみたいな一面もかわいらしく、誰にでも愛されるキャラクターに仕上がっている。あと走り方がちょっと変。
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もう一人ジェイコブコワルスキー演じるダンフォグラー
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この人のいいおじさんが魔法の世界に引き込まれ、エディレッドメインとのコンビ、やり取りが非常に笑える。魔法を使えない観客の心情を示してくれており、みんなで応援したくなることでしょう。

とにかく愛くるしい魔法動物
タイトルにもなっているように魔法動物達をめぐる物語になっていて、大きいものから小さいもの、大人しいものから凶暴なもの、それを見ているだけでも面白い。しかしニフラーという魔法動物。これはずるい
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かわいすぎか!
逃げた動物達を捕まえる主人公ニュートと動物達のドタバタ劇に微笑んでしまうこと間違いなし。
ただ若干逃げた動物を探すというくだりが多かったから、1箇所だけ削ってもう少し公開時間を短くしても良かったかなとは思いました。それと魔法を使えないマグルに魔法動物は見えているのかどうか、少々わかりにくい部分なんかもありましたね。
IMAX用に撮影されており、3Dでは画面から飛び出して動き回るので、可能であればIMAX3Dをおすすめします!

 

まとめ
懐かしいおなじみの魔法やBGM、同じような世界なのに新鮮、J・Kローリングっぽい気持ちのいい着地に、見終わったあとに拍手したくなりました。
結構絶賛してるっぽいですが、言いたいことはある程度あります。ただこれ以上公開時間延びても嫌なので、目をつぶります。
大人から子供まで、家族からカップル、すべての方が楽しめる作品となっております。是非劇場でご覧下さい。

【ミュージアム】

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(C)巴亮介/講談社 (C)2016映画「ミュージアム」製作委員会

監督 大友 啓史
るろうに剣心
公開日 11月12日
公開時間 132分

☆3.8

過激な描写と緊迫のストーリー展開で人気を博す巴亮介の人気サイコスリラー漫画を、これが初タッグとなる小栗旬主演×大友啓史監督により実写映画化。雨の日だけに起こる猟奇殺人事件を追う刑事の沢村久志。犯行現場に残された謎のメモや、見つけられることを前提としたかのような死体から、カエルのマスクを被った犯人像が浮かび上がる。通称・カエル男と呼ばれるようになった犯人を追い詰めていく沢村だったが、カエル男の仕組んだ残酷な罠にはまり、絶望的な状況に追い込まれてしまう。

るろうに剣心で大友監督かなり好きになったので、観て参りました。まず原作は読んでないので、映画のみ見たレビューです。どうしたってブラピ主演のセブンを思い出しますが、それは置いておきます。
とりあえず見終わったあとは最悪の気分でしたね。後味悪!(それだけ楽しんでいるという意味)小栗君が主演してるから見に行こうなんて何も知らないで、軽い気持ちで見に行くと衝撃受けるんでお気をつけ下さい。

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グロいの苦手ですけど見れますか?
このブログのコンセプトは映画たまに見に行く人視点で記載しているので、ここには触れておきましょう?
※映画好きな人はこの程度免疫あるでしょう。
まず原作自体がかなり過激な内容となっている為、グロいシーンが苦手な人が見れるかどうかというと、そもそもR指定かかっていないので十分配慮はされています。辛いの平気?と聞かれた時に、得意ではないけど食べられるぐらいの感覚とでもいっておきましょう。辛いのがそもそも駄目な人はきついかもしれません。
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しかし見た目は少し赤いぐらいの料理ですが、食べた後胃もたれするような精神的苦痛の方が強いですね。

メンタルブレイク
開始からかなりテンポよくストーリーが進んでいくためダラダラせずに展開していきます。どことなく不穏感漂うカットと、不気味に鳴り響くBGM、それに加えて降り続く重苦しい雨。いつ何が起きてもおかしくないような雰囲気にぐいぐい引きこまれる。
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雨だけでこんなにもトーンが重くなるかと感じますよ。
テンポのいい前半に比べ後半は一度失速。ゆったりとした展開なんですが、最悪の事態が脳裏をよぎりっぱなしで、その答えがなかなか出ない。頼むから、頼むからそれだけは勘弁してくれよって心で思ってる状態で、ゆったり進むことがむしろ落ち着かない。上昇し続けるジェットコースターのよう。主人公の小栗さんと同じように精神状態が蝕まれていきます。
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少しマニアックになりますが韓国の映画、オールドボーイを彷彿とさせるような演出、この映画も見終わったあとラストが衝撃過ぎて足がガクブルでした。
扉を開けるシーンはもう心拍数あがりまくり。開けるなって、まじでやめてくれって心臓壊れそうでした。
見終わったあとの気分は最悪。昼に食べたハンバーガーを吐きそうになりながら、ずっと胃がムカムカ、脳裏に焼きついて離れませんでした。なんでそうなったかは見ればわかります。そりゃ気持ち悪くなるよって絶対言われるな。

なんだかんだ面白かったんだけど、もっと振り切って欲しかったです。ここまでやるなら本当に二度と見たくないと思えるぐらい、見ない方がいいよって口コミで広がるぐらい振り切って欲しかったです。現時点で二度と見ないけど。もっと最悪な方向に転がっていけたんじゃないかと思います。クライマックスでべらべらと喋るのも邦画の悪い癖って感じですね。



前腕から三角筋がキレてるカエル男
名作に名悪役あり、悪役に魅力がある物語はやっぱり引き込まれる。今回のカエル男の妻夫木さんの怪演が素晴らしかった!
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「僕は表現者だ、人を楽しませるアーティストだ」
いわゆるシリアルキラーの類、妻夫木さんの印象が随分変わりました!

ただですよ、カエル男がシリアルキラーになってしまった過去設定に深みがない。何故こうなってしまったのか、いまいちピンとこない中途半端な過去の演出。もう少し掘り下げて欲しかったですね。
それと脚本の設定として
・カエル男は特殊メイクの勉強をしていた
・体を鍛えていた
という設定があるようだが、特殊メイクはわかるよ、アーティストなんだから、体を鍛えていたはなんか斬新!見てもらうとわかるんだけど、妻夫木さんの体結構キレてるんですよ!本編見ながらトレーニングしている人のカラダじゃん!って見てすぐわかった。前腕から三角筋までのラインがキレキレ!
普通狂気性ってのは人ならざるモノに近づいた方が絶対怖いでしょ。極度に細かったり頬がこけてたり「どこのジム通っているんですか?」って聞きたくなるぐらい体できあがってて違和感半端ないから!是非注目してもらいたいです。むしろ新鮮だわ。
もちろん小栗さんの熱演、絶望的に追い込まれていく迫真の演技には引き込まれました!脇役の方々も素晴らしくてキャストの方最高です。



まとめ
サイコサスペンスですから、ある程度怖さがないと面白くないんでそこは好みわかれますが楽しめます。お化け屋敷入って全然怖くなかったらつまらないもんね。
大絶賛とまではいきませんでしたが、これだけの豪華キャストの邦画でこのレベルのサスペンスはなかなか見れたものじゃないですから、結末は是非劇場でご覧下さい。

私2日程映画が脳裏から離れませんでした。トラウマ必須で仕事に支障でるわ。
カラッと明るく、すげーくだらないおバカ映画見ないと気分がすぐれん。