【ハドソン川の奇跡】

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☆4.6

監督 クリント・イーストウッド
許されざる者 ミリオンダラーベイビー アメリカンスナイパー
公開日 9月24日
公開時間 96分

名匠クリント・イーストウッド監督がトム・ハンクスを主演に迎え、2009年のアメリカ・ニューヨークで起こり、奇跡的な生還劇として世界に広く報道された航空機事故を、当事者であるチェズレイ・サレンバーガー機長の手記「機長、究極の決断 『ハドソン川』の奇跡」をもとに映画化。乗客乗員155人を乗せた航空機がマンハッタンの上空850メートルでコントロールを失う。機長のチェズレイ・“サリー”・サレンバーガーは必死に機体を制御し、ハドソン川に着水させることに成功。その後も浸水する機体から乗客の誘導を指揮し、全員が事故から生還する。サリー機長は一躍、国民的英雄として称賛されるが、その判断が正しかったのか、国家運輸安全委員会の厳しい追及が行われる。

クリント・イーストウッド監督とトム・ハンクスの初タッグ!これだけで随分話題になってますし、面白くないわけないと思ってましたが、結論から言うと
面白すぎか!
前作アメリカンスナイパーでもかなり衝撃を受けましたが、今回もかなり心に響きました。

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クリント・イーストウッド
イーストウッド監督と言えば人間味溢れる、奥深い心情を描くことが特徴です。事件はあくまでもきっかけで、その事件の裏側にあるひとりひとりの心情を深堀していく。前作アメリカンスナイパーで160人を射殺した最も強い狙撃手、戦果という意味では国に貢献し、多くのアメリカ兵を救った英雄なのかもしれません。しかし本人の心は蝕まれていき、PTSDを抱え苦悩の日々を送る。今作もテーマは一貫しており、155人を救った英雄。しかし本当に正しい判断だったのかと一転、容疑者になってしまう。何が正しくて、何が間違っているという明確な答えではなく、見方を変えれば正義にも悪にもなる。それは自分とかけ離れているわけではなく、日常に溢れかえっている身近なこと、故に見ている人が心を揺さぶられるのでしょう。
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「40秒の経歴が、208秒の決断だけで疑われる」

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実話映画化
今回は2009年1月15日に起きた飛行機事故の実話をもとに製作された映画。実はこの映画リアリティを追求する為に、実際に使われた救助ボートを使用したり、船の船長、ヘリから降りるダイバー、救助にあたってくれたボランティアの方々、この事件に関わった人物本人を起用。当時の関係者は素晴らしい思い出だから皆参加を希望、この奇跡を追体験できると喜んでいたようです。それを知りながら見ると感動度合いも増しますね。
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エンターテイメント
飛行機が墜落した映画と聞けば、大迫力の航空パニック映画として1本とれそうですが、本作はその後の着水という判断が正しかったのかという点に軸をおいています。人間ドラマがメインなので悪い言い方をすると地味な映画になってもおかしくありません。ところがストーリー運びが本当に上手で
・飛行機墜落着水の緊迫感溢れるアクション
・機長は正しい判断をしたのかというサスペンス
・細かい心理を描くヒューマンドラマ
それぞれの要素がきれいにまとまって極上のエンターテイメントに昇華されている!しかも今回はIMAX用に撮影されているため、IMAXシアターで観ることをお勧めします!

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まとめ
苦悩や葛藤が描かれているシーンも多く、信念をもってやってきたことが本当に正しかったのか?人間誰しも弱気になってしまう瞬間があると思います。この絶妙な心理描写をトムハンクスが本当に素晴らしい演技で魅せてくれました!
不安・混乱・安堵、様々な感情、そのひとつひとつに感情移入でき、別に感動する場面でもないのに急に涙がこぼれました。自分が何で泣いているのかよくわからないけど、涙が止まらない、久々にそんな感情を味わった。
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なぜか泣いている

果たして機長の下した判断は正しかったのか?
それとも誤った判断だったのか?
そして最後の最後の会話本当に笑った、行けばわかります!

この映画大好き!

96分間と見やすくもなっています!
全ての人に自信をもっておすすめします!